トレーニングにおける3原理を理解する
1.過負荷の原理
トレーニングをすることによって、
身体に変化を求めるのであれば、
一定レベル以上の負荷を
与える必要があります。
これを過負荷の原理
(オーバーロードの原理)と言います。
トレーニングを
始めたばかりの人なら、
歩いたり階段を登ったりなどの
日常生活における負荷以上の
刺激をトレーニングで
与えることによって、
筋肥大や筋力の向上
といった適応が生じます。
一方で、日頃から
トレーニングを行なっている人は、
トレーニングをしていくうちに、
身体がその負荷に慣れていき、
トレーニングとしての
効果が弱くなっていきます。
そのため、
少しずつ扱う重量を重くしていき、
筋肉に対して過負荷を
かけていく必要があります。
※いつも同じ重量を扱っている場合、
今扱っている重量が軽いなと
感じた場合には、
少しづつでもいいので
重さを増やしていきましょう!!
2.可逆性の原理
トレーニングを続けていくと
身体に変化が見られます。
しかし身体は、
トレーニングをやめてしまうと
元の状態に戻ろうとします。
これを可逆性の原理と言います。
この可逆的な変化
(元に戻ろうとする変化)は
トレーニングを中止してから、
約1~2週間程度で
現れると言われています。
そのため、
トレーニングを
継続していくことが
最も重要
であることが分かります。
3.特異性の原理
トレーニングによって
身体は様々な変化をしていきます。
しかしこの変化は、
どんなトレーニングをしたか、
どんな強度で行ったかなどに
よって異なります。
これを特異性の原理と言います。
例えば、
筋肉を大きくしたいと考えて
トレーニングをしている人が、
有酸素運動ばかり
行っていては
筋肉は大きくなりません。
反対に体脂肪率を
落としたいと考えている人が、
筋トレばかり
行っていては非効率と
なってしまいます。
人の身体は、
その人が行った
トレーニングに対して適応し、
変化していきます。
そのため、
その人の目的に合った
トレーニングを選択し、
行っていくことが重要となります。
例)
筋力Upを目的とする場合、
高強度(1~3RM)の負荷を用いた筋トレ
筋肥大を目的とする場合、
中強度(8~12RM)の負荷を用いた筋トレ
体脂肪量の減少を目的とする場合、
有酸素運動+筋トレ